第37回 日本ハンドボールリーグVS 湧永製薬
2012
9.29土
15:00~
AWAY
中村スポーツセンター(愛知)
大同特殊鋼
32
17 前半 13
15 後半 14
湧永製薬
27
~ホームで勝ち点奪えず~
日本リーグ第6戦の相手は湧永製薬。湧永製薬戦は昨シーズン無敗ではあるが、伝統あるチームで決して油断できる相手ではない。プレーオフ出場に向け、この試合に必ず勝利したいところ。
試合が始まると、野村のステップシュートで先制点を奪う。このまま勢いに乗りたいところだが、フェニックスのディフェンスが機能せず、開始2分から3連続得点を許し、前半4分までに1-3と苦しい立ち上がりになる。このまま離されまいと、地引のカットインシュート、末松の速攻、棚原のロングシュートで喰らいつき、前半10分までに5-7の2点差とする。しかし、セットオフェンスでの得点が奪えず苦しんでいる間に、相手に連続得点を許し、前半12分までに5-9の4点差とされる。この後も苦しい展開が続くが、前半16分にディフェンスシステムを変更したことをきっかけに、ディフェンスが徐々に安定し始め、フェニックス得意のディフェンスからの速攻で岸川が得点し反撃の狼煙を上げる。前半18分に得意の速攻で山城、武田、21分には加藤、山城と、2度にわたる連続得点で10-11の1点差に詰め寄る。この勢いのまま逆転したいところだが、前半途中から堅い守りを見せていたディフェンスが徐々に攻略され始め、着実に得点を奪われ出す。野村のペナルティースローや武田のロングシュートで応戦するが相手の勢いを止めることができず、前半を13-17の4点ビハインドで折り返す。
後半に入ると、末松の連続ゴールを奪う活躍で、後半5分までに15-17の2点差とする。この勢いのまま一気に逆転したいところだが、前半同様ディフェンスが機能せず、セットオフェンスで相手に得点を奪われる苦しい展開が続く。その後も相手の退場などの好機を活かすことができないまま得点を奪われ、後半15分までに17-25の8点差とされる。このままでは終われないフェニックスは、末松の連続得点、棚原、武田、岸川の3連続得点などで猛攻を仕掛けるが、序盤の点差が響き、27-32の5点差で悔しい敗戦となった。「ぎふ清流国体」で日本リーグは一時休戦となるが、その間に課題を一つでも克服し、次戦は勝利をつかめるように修正していきたい。
ポイント
- フェニックス得意のディフェンスからの速攻で得点を重ねた
- プレスディフェンスが機能せず、相手に効果的に得点を奪われた
- 一試合通して課題のセットオフェンスで得点を奪うことができなかった