第39回 日本ハンドボールリーグVS 湧永製薬
2014
11.15土
15:15~
AWAY
中村スポーツセンター(愛知県)
大同特殊鋼
28
16 前半 17
12 後半 11
湧永製薬
28
~壮絶な戦いの末、引き分けに終わる~
対戦相手の湧永製薬は大型選手を揃え、体格を活かしたプレーをしてくるだけに、フェニックスは機動力を活かしたスピードハンドボールを展開したいところ。
試合開始早々、湧永製薬に2連続得点を許すが、平子のサイドシュート、藤江の速攻ですぐさま同点に追いつく。その後、お互いに主導権を奪い合う激しい攻防が繰り広げられ、前半8分までに5-6と1点のリードを許す展開。なんとかリードを奪って試合を優位に運びたいフェニックスは、武田、千々波を中心としたディフェンスが徐々に機能し始めてリズムをつかむと、加藤のポストシュート、千々波、藤江の速攻で3連続得点を奪い、前半10分に8-6と逆転に成功する。相手も負けじと得点を返すが勢いに乗ったフェニックスは、さらに野村のロングシュート、池辺の速攻、平子の2連続サイドシュート、石橋のサイドシュートと相手に的を絞らせないオフェンスを見せて5連続得点を奪い、前半18分までに13-8と、この日最大となる5点をリードし試合の主導権を握る。このままの勢いで、さらに相手を突き放したいところだが、ミスから相手に連続得点を許し、前半25分までに15-14と1点差まで詰め寄られる。その後、加藤、平子の速攻で2連続で得点するも相手を突き放すことができず、17-16の1点リードで前半を終える。
後半開始早々、相手に2連続得点を許し、逆転を許す。しかし、すぐさま平子、岸川のカットイン、野村のスカイプレーで3連続得点を奪い、後半7分までに20-18と2点をリードし再び逆転に成功する。このままリードを保ちたいところだが、相手も引き離されまいと粘り強く、後半15分までに22-22の同点と一進一退の攻防を展開。相手に絶対リードを許したくないフェニックスは、山城の安定した2連続サイドシュート、速攻などで後半23分までに25-24と1点リードする。その後、ミスから相手に逆転を許すが、焦ることなく落ち着いたオフェンスを展開し、加藤のポストシュート、野村の2連続得点をあげるが、最後まで相手を突き放すことができず、28-28の同点で試合を終える。ホームでの接戦をモノにできなかったことは残念であるが、次戦に向けて今回の試合で出た課題を修正したい。
ポイント
- セットオフェンスでポスト、サイドを有効に使い、高確率で得点を重ねた。
- 武田、千々波を中心としたディフェンスで相手の攻撃を封じ込めた。
- 後半の勝負所でシュートを決め切ることができなかった。