チケット

試合日程・結果

第40回 日本ハンドボールリーグVS 北陸電力

2015

11.29

13:00~

AWAY

中村スポーツセンター(愛知県)

大同特殊鋼

23

12 前半 12

11 後半 14

北陸電力

北陸電力

26

~一時劣勢も、冷静にディフェンスを修正し逆転勝利~

北陸電力には、日本リーグで一度も負けたことがないが、今季は若手選手を主体に勢いを持つ。琉球コラソン、トヨタ車体とも僅差の好ゲームを演じており、決して気を抜けない一戦となる。

試合開始早々、平子のポストシュートで先制。その後、相手に1点を返されるも、加藤のロングシュート、キャプテン岸川の冷静なサイドシュートで2連続得点を奪い、さらに平子の速攻、久保(龍)のカットインで、前半8分までに5‐2と3点をリードする。このまま一気に点差を広げたいフェニックスだが、相手のプレスディフェンスに対してミスから逆速攻を決められるなど、なかなかリードを広げられない。苦しい状況の中、藤江の2連続カットインや久保(龍)のカットイン、加藤のポストシュートなどで22分まで10‐7と依然3点をリードする。しかし、相手の粘り強いディフェンスにミスが続き、速攻などで得点を奪われ、なかなか自分たちのリズムに持ち込めない。その後、久保(龍)のカットイン、加藤のポストシュートで得点するも前半を12‐12の同点で折り返す。

後半に入り、出だしから自分たちのリズムをつかみたいフェニックスだが、ミスからの逆速攻などで5連続得点を許し、後半8分までに12‐17と5点差を付けられ、逆に相手に勢いを与えてしまう。しかし、ここで慌てず、冷静に自分たちのハンドボールを徹底。岸川のサイドシュートとカットイン、平子の速攻、久保(龍)のカットインなどで相手の退場を誘い、池辺がペナルティースローを確実に決めるなど、勝負所でしっかりと得点を重ね、15分までに17-18の1点差まで追い上げる。なんとか逆転したいフェニックスは、リオオリンピック予選から戻ったゴールキーパー久保(侑)がディフェンスと連携したキーピングやノーマークシュートに対して、連続でスーパーセーブを見せ、チームを勢い付ける。さらに千々波、武田を中心としたディフェンスで相手のミスを誘い、加藤のポストシュートや千々波・武田の速攻、岸川のサイドシュートなどで4連続得点を挙げ、21分までに21-20と、ついに逆転に成功し1点をリードする。
相手も負けじと最後まで諦めずに攻めてくるものの、藤江のカットインとサイドシュート、野村の速攻や難しい体勢からのロングシュート、久保(龍)のサイドシュートなど大事な局面で確実に得点を挙げ、26‐23の3点差で接戦に勝利した。
なかなか自分たちのリズムをつかめなかったが、後半の点差を付けられた状態から慌てることなく冷静にディフェンスを修正し、速攻で流れを取り返せたことは収穫であった。次週はトヨタ車体、琉球コラソンとの連戦になるが、この試合で出た課題を1週間でしっかりと修正し、日本選手権に向けても勢いをつけていきたい。

  • 苦しい時にチームを引っ張った岸川
  • 相手ディフェンスに果敢に切り込む藤江
  • 久保(侑)のスーパーセーブ

ポイント

  • 後半、武田・千々波を中心としたディフェンスが機能した。
  • 後半、ゴールキーパー久保(侑)のスーパーセーブで流れをつかむことができた。