試合日程・結果

前日の予選トーナメントでトヨタ紡織九州に8点差で勝利し、波に乗るフェニックス。決勝リーグ初戦の相手は、6月の国体愛知県予選で惜敗を喫したトヨタ車体。試合開始早々に失点するが、藤江の2連打、朴の得点で奪い返し3-1と好スタートを切る。その後は朴、池辺、平子らで得点を重ねるが、両者互角の展開が続く。試合が動いたのは前半20分過ぎ、相手にディフェンスを固められ、ここまで好調だったオフェンスが機能しなくなり、なかなか得点を奪うことができない。その間に連続失点で点差を広げられ、10-16の6点ビハインドで前半を折り返した。

　後半立ち上がり、ハーフタイムで修正したオフェンスの展開が良くなり、藤江、朴、東江らで得点を重ねていく。さらに得意の速攻を平子が決めるなど、前半につかみきれなかった流れが徐々にフェニックスに傾く。この勢いのまま逆転したいフェニックスは、加藤、池辺、藤江、東江の連打で怒涛の追い上げを見せ、残り30秒、ついに1点差に詰め寄る。そのまま追いつきたいところであったが、あと1本が出ず、逆に失点し24-26の2点差で惜しくも敗れた。

ポイント

• 前半中盤でオフェンスが機能せず、勢いに乗れなかった。
• 後半、粘り強いディフェンスからの速攻で追い上げた。