第41回 日本ハンドボールリーグVS 琉球コラソン
2016
09.11日
13:00~
AWAY
枇杷島スポーツセンター
大同特殊鋼
30
15 前半 17
15 後半 14
琉球コラソン
31
~激戦の末、開幕戦を白星で飾る~
2016年度日本ハンドボールリーグ開幕戦の相手は琉球コラソン。琉球コラソンには前回の日本ハンドボールリーグで前期、後期ともに勝利しているものの、いずれも接戦での勝利であった。油断せず確実に勝利し、王座奪還に向けて良いスタートを切りたい。
試合開始早々、相手に先制点を奪われるも、すぐさま藤江が7mスローを決め、さらに千々波の速攻で2-1とリードを奪う。一方、琉球コラソンも力強いプレーで反撃を図り、一進一退の攻防が続く。前半15分、東江の7mスロー、朴のポストシュートを挟んで、さらに東江のカットイン、ロングシュートで4連取し、11-7とフェニックス有利の展開に。その後、東江の7mスロー、藤江のカットインなどで得点を重ねるが、オフェンスでのミスが連続し、逆速攻による連続失点で13-13の同点に追いつかれる。この状況を打破したいフェニックスは、藤江のロングシュート、朴のポストシュート、池辺のカットイン、東江の7mスローなどで得点し、守ってはゴールキーパー久保(侑)を中心に失点を抑え、17-15の2点リードで前半を折り返す。
後半開始すぐに失点し、杉本のサイドシュートで奪い返すが、相手の高いプレスディフェンスを攻めあぐみ、ミスからの3連続失点で18-19と逆転される。王座奪還に向けて負けられないフェニックスは、朴、池辺、藤江3選手続けてのカットイン、朴のポストシュートで4連取して22-20と再び逆転に成功する。ここからはお互いの意地がぶつかり合い、点の取り合いとなる緊迫した展開に。勝利へ向けてなんとか流れを引き戻したいところであるが、ここでもオフェンスでのミスが重なり、なかなかリズムを掴むことができない。ここで踏ん張ったのが守護神の久保(侑)。相手のノーマークシュートを連続ファインセーブでしのぎ、何とか持ちこたえる。その間に藤江のスピードあふれるカットインで28-26と再び2点リードを奪うが、相手も簡単には引き離されまいとロングシュート、速攻などで応戦。残り5分、28-28とまたも同点に追いつかれてしまう。緊迫した試合展開の中、残り2分で失点し28-29と逆転されるが、すぐさまキャプテン千々波が意地の速攻を決め同点に追いつく。しかし相手のサイドシュートで再び逆転され、絶体絶命のピンチを迎えるも、朴の技ありポストシュートでまたも同点とする。残り1分、相手の攻撃を何とかしのぎ切り、残り15秒でマイボールにしたところで3回目のタイムアウトを請求。試合再開後、残り6秒で杉本がサイドから果敢に飛び込んでのシュートは外れたかに見えたが、この果敢な飛び込みが相手のファールを引き寄せ、7mスローを獲得。これを東江が冷静に決め、31-30と劇的勝利で開幕戦を飾った。
ポイント
- 東江選手の活躍が光った。(9得点)
- ゴールキーパー久保(侑)が要所でのファインセーブでチームに勢いを与えた。