第41回 日本ハンドボールリーグVS トヨタ車体
2016
11.03木
15:15~
AWAY
中村スポーツセンター
大同特殊鋼
22
12 前半 11
10 後半 16
トヨタ車体
27
~逆転勝利で2位に浮上~
前期最終戦の相手はトヨタ車体。今季すでに社会人選手権と国体の2冠を獲得し、リーグでも開幕から首位をひた走る、実力、勢いともに充実したチーム。国体愛知県予選、社会人選手権とフェニックスは今季2連敗中だが、得意の鉄壁ディフェンスからの速攻を武器に、なんとしても勝利を掴み取りたい。
試合開始早々、立ち上がりが悪く、3連続失点で0-3とされる。これに対し、東江のロングシュート、朴のポストシュート、藤江のステップシュートで追いすがるフェニックス。何とか主導権を引き寄せたいが、相手の素早いパス回しになかなかディフェンスが機能せず、徐々に点差を離される苦しい展開。自分達のリズムを取り戻したいフェニックスは、東江の7mスロー、藤江のロングシュートで追撃し、逆転のチャンスをうかがう。しかし、勢いに乗るトヨタ車体に連続得点を許す場面が増え、前半18分には5-12と7点ビハインドの大ピンチ。しかし、ここから猛反撃。得意のディフェンスがようやく機能し始めると、相手の勢いある攻撃を抑え、東江のロングシュート、朴のポストシュート、再び東江のロングシュート、平子のサイドシュート、野村のロングシュート、そしてまたしても東江のロングシュートと、怒涛の6連続得点で一気に詰め寄る。7点ビハインドから、約12分間を無失点で切り抜け、11-12で前半を折り返した。
前半とは打って変わり、後半は立ち上がりから両チーム一進一退の攻防が続く。東江のロングシュート、朴のポストシュート等で確実に得点を重ね、一気に突き放すチャンスをうかがうフェニックス。相手も粘りのある攻撃を仕掛けてくるが、東江の7mスロー、朴のポストシュートで5分に15-14と、この試合初めてのリードを奪うと、ここからフェニックスの勢いが爆発。チーム一体となった堅いディフェンスからミスを誘い、相手の得点ペースを落とすと、朴のポストシュート、東江のロングシュート、千々波の速攻で3連続得点を挙げ、19-15とリードを4点に広げる。勢いに乗ったフェニックスは、集中力を欠かすことなく、朴のポストシュート、久保(龍)のサイドシュートの2連続得点、そして再び朴のポストシュート、久保(龍)のサイドシュートで2連続得点し、18分には23-17と一気に点差を6点に広げる優位な展開。しかし相手も諦めることなく、速攻を仕掛けてくるが、ゴールキーパー久保(侑)がノーマークシュートをことごとく弾き返し、追撃を許さない。得意の展開で勢いに乗るフェニックスは、野村のロングシュート、藤江のスカイシュート、朴のポストシュートによる3連続得点でラストスパートをかけ、残り5分に26-18と、この日最大となる8点リードを奪う。終盤には交代で入った下村が得意のカットインを決め、終わってみれば27-22の快勝。前半7点ビハインドからの大逆転で勝利し、リーグ2位に浮上した。
ポイント
- 東江の活躍が光った。(11得点)
- 後半、得意のディフェンスから速攻で勢いに乗った。