第41回 日本ハンドボールリーグVS 湧永製薬
2016
11.12土
14:15~
AWAY
別府市総合体育館
大同特殊鋼
19
7 前半 9
12 後半 13
湧永製薬
22
~堅守で勝利、首位をキープ~
日本リーグ第10戦の相手は湧永製薬。フェニックスは前期引き分けているが、11月5日には大崎電気に10点差で勝利するなど、やはり地力を持っている。それだけに、ここ4戦で安定感を増しているディフェンスを中心に、序盤から主導権を握りたい。
試合開始早々、東江のロングシュートで先制すると、その後も東江が7mスローを確実に決め2連続得点を挙げる。すぐさま失点するが、再び東江が1対1からカットインを決め、前半7分で3-1とまずまずの滑り出しを見せる。しかし、その後は両者堅いディフェンスで得点が伸びず、スローペースの展開。フェニックスは野村のロングシュート、久保(龍)の速攻等による得点で突き放しにかかるが、相手も粘りを見せ、食らいついてくる。しかし、要所でゴールキーパー久保(侑)が安定したキーピングを見せ、追撃の隙を与えない。その間に久保(龍)の速攻、東江の7mスローで2連続得点、さらに野村のロングシュートで23分に8-4と4点のリードを奪う。しかし、その後オフェンスでのミスが続き、3連続失点。26分に再び野村がロングシュートを決め9-7とするが、その後はお互いに得点できず、そのまま2点リードで前半を折り返した。
後半立ち上がり、野村のロングシュートで10-7とするが、その後は前半とは打って変わって点の取り合いに。フェニックスが野村のロングシュート、藤江のステップシュート、朴のポストシュートで得点すると、相手もロングシュートで応戦。このロングシュートになかなか対応できず、接戦の展開が続く。後半12分には13-14と、この試合初めてのリードを許すが、絶好調の野村のロングシュートですぐさま追い付くと、東江のロングシュート等で再び緊迫した互角の展開が続く。この状況から抜け出したいフェニックスは、18分過ぎの勝負所で千々波を中心とした積極的なディフェンスを仕掛け相手のミスを誘うと、ここから怒涛の攻めを見せる。久保(龍)の速攻、杉本のサイドシュート、野村のロングシュート、千々波の速攻と一気に4連続得点を挙げ、24分に20-16と再びリードを4点に広げて優位な展開に持ち込む。相手も必死の追い上げを見せるが、慌てることなく残り時間を有効に使い、東江のロングシュート、朴のポストシュートにつなげてリードをキープ。最後はゴールキーパー田中が相手の7mスローをシャットアウトし、22-19で緊迫した接戦をものにし、首位を堅持した。1試合平均失点23.6点は現在リーグトップと、やはりフェニックスらしい安定したディフェンスは今季も健在。今後もディフェンスを軸に勝ち星を積み重ねていきたい。
ポイント
- 野村(7得点)、東江(7得点)の活躍が光った。
- 堅い守りで失点を最小限に抑えた。