第68回 日本ハンドボール選手権大会VS 湧永製薬
2016
12.23金
13:00~
AWAY
エスフォルタアリーナ八王子/駒沢体育館
大同特殊鋼
21
10 前半 10
11 後半 12
湧永製薬
22
~準決勝で惜敗 3位に終わる~
準々決勝から登場したフェニックスの相手は湧永製薬。今季リーグ戦では1勝1分と勝ち越しているが、伝統があり、地力を持っているチームなだけに、まずは勝利を収めたい。
試合開始早々、相手に2連続得点を許すが久保(龍)の速攻ですぐに取り返す。ここからは東江の7mスロー、野村のロングシュート等で得点を重ね、試合の主導権を握るチャンスをうかがうが、互いに点を取り合う展開が続く。相手の粘り強い攻撃と高さを活かした守りで、なかなか点差を引き離すことができない。
その後、平子のサイドシュートや東江の7mスローで得点を重ね、さらに前半22分からは東江、朴の4連続得点で10-8と2点のリードを奪う。リードを広げて後半に繋げたかったが、残り2分で相手に2連続得点を許し10-10の同点で前半を折り返した。
後半に入り東江がロングシュートを決めて勝ち越すが、すぐさま相手に得点を許し同点に。前半と同様、互いの意地とプライドがぶつかり合い拮抗した展開が続く。フェニックスは杉本のサイドシュート、東江のロングシュート、藤江のロングシュートで得点を重ねるが、スローペースな展開で自分たちのリズムを掴むことができないまま試合は終盤へ。
王座奪還を目指すフェニックスは藤江のカットイン、野村のロングシュート等で粘り強く戦うが、後半25分に相手に2連続得点を許し19-21と2点リードを許してしまう。絶対に負けられないフェニックスは、この勝負所で藤江のロングシュート、千々波のポストシュート、東江のカットインと、3連続得点を挙げ22-21と逆転に成功。しかし、残り1分で相手に7mスローを与えてしまう大ピンチ。ここで踏ん張ったのが守護神・久保(侑)。決められれば同点というプレッシャーがかかる中、このシュートを左足でシャットアウト。大ピンチを乗り切ったフェニックスはそのまま最後までリードを守り切り、接戦をものにして準決勝に駒を進めた。
ポイント
- 得意のディフェンスで失点を最小限に抑えた。
- 後半、勝負所をものにすることができた。