第43回日本ハンドボールリーグ プレーオフVS トヨタ車体
2019
03.15金
19:10~
AWAY
駒沢体育館
大同特殊鋼
28
13 前半 13
15 後半 12
トヨタ車体
25
~健闘及ばずプレーオフ初戦で惜敗~
プレーオフ1stステージの相手はレギュラーシーズン3位のトヨタ車体。今シーズンの対戦成績では負け越しているものの、両者の実力差は決して大きくはない。フェニックスの持ち味であるチームワークで勝利し、日本一に向けて弾みをつけていきたいところ。
フェニックスのスローオフで試合が始まるが、両者とも最初の攻撃はノーゴール。その後、相手のサイドシュートが決まり先制点を奪われるが、すぐさま東江がロングシュートを決めて同点とすると、連続して東江がロングシュートをゴールに突き刺し2-1とリードする。さらに尹が7mスローを落ち着いて決め、流れに乗るかと思われたが、焦りから簡単なミスを連発。相手に好機を与えてしまうが、ゴールキーパー久保が相手のシュートをシャットアウトし得点を許さない。それに応えるように平子がサイドシュートを決め、前半10分で4-2とリードを2点に広げる。しかし、相手も焦らず攻撃を展開し、得点を重ねていく。対するフェニックスも吉田のスピード溢れるクイックスタートや藤江・尹のロングシュート等で応戦し、15分で8-7と一進一退の攻防が続く。一歩抜け出したいフェニックスは、千々波を中心に全員が連動する攻撃的なディフェンスで相手の攻撃を阻んでいくと、尹の7mスローや東江の力強いカットイン等で得点を重ね、11-8とフェニックスが3点をリードする。その後、相手に1点を返されるが、東江・藤江が続けてロングシュートを決め、25分で13-9とリードは4点に。この流れを維持したいところであったが、ここから相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれ、追加点を決めることができない。その隙に相手に身体を使った力強い攻撃を仕掛けられ、次々と得点を許してしまい、13-13と同点に追いつかれ前半を折り返す。
後半開始早々、相手に2連取されるが、フェニックスは焦ることなく相手ディフェンスに攻め込み、東江の7mスローや藤江のロングシュート、吉田の速攻で得点を重ね、後半5分を過ぎたところで17-16と再度リードする。しかし、相手も攻撃の手を緩めず、次々と力強いシュートを決めていく。フェニックスも吉田のサイドシュートや尹のロングシュート、朴のポストシュートで得点していくが、15分を過ぎて20-22と徐々に相手がリズムを掴んでいく。この嫌な流れを断ち切りたいフェニックスは、機動力を活かしたディフェンスで相手の攻撃を防ぐと、平子のサイドシュート、東江の7mスローで2連取し、22-22とスコアを振り出しに戻す。さらにここで、フェニックスの果敢な攻撃に対応できず、相手選手が2名立て続けに2分間退場となり、この上ないチャンスが生まれる。数的有利な状況の中、確実にノーマークシュートの形まで持っていくフェニックスであったが、相手ゴールキーパーの度重なるファインセーブの前に得点が奪えない。反対に、このピンチを凌いだ相手は勢いを増し、積極的に攻撃を仕掛けられ2連取を許し、20分で22-24と苦しい試合展開となる。残り10分となり得点が欲しいフェニックスは、高い集中力で鉄壁のディフェンスを発揮し、次々と相手のミスを誘う。そのまま素早い速攻に持ち込み果敢に攻め込むも、焦りからミスを連発してしまい、得点を奪うことができず、リードを縮められない。残り5分、朴のポストシュートや吉田・尹で連続得点するも、相手の攻撃を止めることができず、25-28の3点差で敗北を喫し、プレーオフ1stステージでの敗退が決定した。
平日の遅い時間にも関わらず、多くの方が会場に足を運んでくださり、応援席をフェニックスカラーの黄色に染めて、たくさんのご声援をいただきました。本当にありがとうございました。この悔しさを糧に、チーム一丸となって練習に励み、来シーズンこそは優勝を目指します。今後も大同特殊鋼フェニックスへ温かいご声援をよろしくお願いします。