第46回日本ハンドボールリーグVS 湧永製薬
2021
10.16土
13:00~
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東海市民体育館
大同特殊鋼
24
13 前半 10
11 後半 14
湧永製薬
24
~ホーム戦で痛い引き分け~
日本リーグ第8戦の相手は、湧永製薬。フェニックス同様に伝統のあるチームであり、昨シーズンの得点王やフィジカルを活かした得点能力の高い選手が在籍するチームである。昨シーズンは2戦2勝しているが、2戦とも接戦だっただけに気を抜くことなく、得意の堅守速攻の展開に持ち込んで勝利したい。
相手のスローオフで試合が始まる。開始早々、相手のミドルシュートをゴールキーパー堀田がセーブすると、フェニックスは素早いパス回しから相手のディフェンスミスを誘い、フリーとなった康本が冷静にシュートを決め先制点を奪う。その後、相手の高さのあるディフェンスに苦しみ、追加点を奪うことができない。この間に連続失点し、相手にリードを奪われる。追いつきたいフェニックスは、7人攻撃(ゴールキーパーをベンチに下げフィールドプレーヤーを7人にした攻撃)を仕掛け、池辺のミドルシュート等で追い上げを図る。ここからは両チームが一進一退の攻防を展開したが、前半25分過ぎ、8-12と4点ビハインドの場面から平子、吉田の連続得点で27分過ぎに10-12と2点差に詰め寄った。この流れのまま前半を終えたかったが、終了間際に相手にカットインシュートを決められ、10-13の3点ビハインドで前半を折り返した。
フェニックスのスローオフで後半が始まる。追いつきたいフェニックスは、ゴールキーパー堀田のセーブ、康本のシュートブロックから吉田の連続速攻で12-13と一気に1点差に詰め寄る。流れを掴んだフェニックスは7分過ぎから中田、小澤、杉本の3連続得点で16-15と、ついに逆転に成功する。そのままリードを広げたいところであったが、伝統チーム同士の対戦らしくお互い一歩も譲らない展開が続く。粘り強く戦うフェニックスであったが、16分過ぎから試合が動く。ディフェンスでの退場も重なり、21分までに3連続失点で18-20と2点のリードを許す。しかし、ホーム戦で何としても勝利が欲しいフェニックスは諦めない。チーム一丸となってディフェンスを固め、末岡の速攻、小澤のカットインで25分に21-21と再び同点とする。お互いに2点ずつ得点し23-23で迎えた試合時間残り30秒、相手エースにカットインシュートを決められ、23-24と1点をリードされる。フェニックスはここでタイムアウトを申請し、チームでラストワンプレーの戦術を確認する。タイムアウト後、パス回しから池辺がミドルシュートをねじ込み、24-24の同点に追いついた。試合時間残り数秒で相手の猛攻に遭うが、ゴールキーパー堀田の好セーブで失点を許さず、24-24の同点で試合終了となった。
前半リードを奪われたものの、後半に機動力を活かしたディフェンスをきっかけに同点まで追いついた展開は良かったが、ホーム戦で痛い引き分けとなった。プレーオフ進出に向け、苦しい戦いが続くが、諦めずにチーム一丸で乗り越えたい。
PICK UP選手
小澤選手
自分たちのミスで流れに乗り切れず、勝利することができませんでした。厳しい状況になりましたが、リーグはまだ続くので、切り替えて1戦1戦頑張りたいと思います。会場までたくさんの方に応援にお越しいただき、ありがとうございました。
堀田選手
チームの課題であるディフェンスが機能し、失点を最小限に抑えることはできましたが、勝ち切ることができませんでした。次戦もホーム戦となるので、勝てるように頑張ります。