第46回日本ハンドボールリーグVS トヨタ紡織九州
2021
10.24日
13:00~
AWAY
マルワ・アリーナとちぎ (栃木市総合体育館)
大同特殊鋼
37
15 前半 11
22 後半 10
トヨタ紡織九州
21
~シュートミス響き、大差で敗れる~
日本リーグ第10戦の相手は、トヨタ紡織九州。堅守速攻を武器にスピーディーなハンドボールを展開し、上位チームにも引けを取らない攻撃力が持ち味のチームである。相手のリズムに飲みこまれることなく、フェニックスらしく粘り強く守って速攻につなげることができるかが、勝利の鍵となる。
相手のスローオフで試合が始まる。素早いパス回しからミドルシュートを打ち込まれるが、ゴールキーパー堀田がセーブし先制を許さない。先制点が欲しいフェニックスは、テンポ良いパス回しから中田がサイドシュートを狙うが、相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれ得点できない。前半2分、ディフェンスでの連携ミスから連続失点し0-2と苦しい立ち上がりとなるが、4分に中田のカットインシュートで1点を返し、相手に主導権を握らせない。その後、アグレッシブなディフェンスから速攻でチャンスを作るが、相手ゴールキーパーのセーブで追加点を奪うことができない。そのまま序盤は相手にリードを許したが、10分に原田のミドルシュート、11分に平子がサイドシュートを決め、4-4の同点に追いつく。その後もフェニックスの攻撃陣は相手ディフェンスを翻弄しノーマークチャンスを作るが、またしても相手ゴールキーパーの好セーブで追加点を奪うことができない。逆に相手はこのチャンスを活かして連続得点に成功し、20分の時点で6-12と6点をリードされる厳しい展開となる。藤江のエンプティーシュート、末岡の速攻、さらに吉田、末岡の2連続速攻などで追い上げたが、11-15の4点ビハインドで前半を折り返した。
フェニックスのスローオフで後半が始まる。とにかく追いつきたいフェニックスは、果敢にシュートを狙うが前半に続き相手ゴールキーパーにセーブされ得点できない。ディフェンスでは中田をトップに置き、相手のミスを誘う1-5ディフェンスにシステムを変更。この作戦が的中し、相手のミスから石橋の速攻で得点を挙げる。しかし相手もこのディフェンスにしっかり対応し、その後は互角の試合展開が続く。なんとか追い上げのきっかけをつかみたいフェニックスだったが、相手は前のめりになったフェニックスディフェンスの隙を冷静に突き、徐々に点差は広がる。それでも追いつくためにアグレッシブに仕掛けたが、13分から17分にかけて5連続失点し、17-28と一気に11点のリードを奪われた。悪い流れを断ち切るためにタイムアウトを申請し、タイムアウト明けに杉本のサイドシュートで得点したが、勢いに乗った相手を守り切れずタイムアップ。21-37の16点差で大敗を喫した。
オフェンスでのシュートミス、ディフェンスでの連携ミスなど、自らリズムを崩したことが敗因となった。ここ3戦で2敗1分と勝ち星が遠のいているだけに、次戦のジークスター戦で勝利を掴み、プレーオフ進出への望みを繋げたい。
PICK UP選手
佐藤選手
自分たちの弱さや甘さが、今回の不甲斐ない試合結果となってしまいました。フェニックスの意地を見せるため、後半戦はとにかく必勝で臨みますので、後半戦も応援よろしくお願いします。
末岡選手
不甲斐ない結果で、チームとしても、個人としても、とても悔しいです。連敗してしまいましたが、ブレイク明けに連勝できるように、日々の練習から精進していきたいと思います。