チケット

試合日程・結果

第46回日本ハンドボールリーグVS ジークスター東京

2021

11.19

19:00~

AWAY

墨田区総合体育館

大同特殊鋼

30

15 前半 15

15 後半 11

ジークスター東京

ジークスター東京

26

~決定力不足が響き、悔しい敗戦~

日本リーグ第11戦の相手は、ジークスター東京。前回の戦いでは終始粘り強い試合を展開したが、勝負どころのシュート決定力の差で敗れた。2戦目となるこの試合では、終始集中力を切らさずに相手の攻撃を抑え込み、堅守速攻で勝利を収めたいところ。

フェニックスのスローオフで試合が始まる。開始早々、相手ディフェンスの連携ミスから石橋のサイドシュートで先制点を奪う。相手も素早い展開からシュートチャンスに持ち込むが、ゴールキーパー堀田の好セーブで得点を与えない。序盤で試合の流れを掴みたいフェニックスは、相手ディフェンスを揺さぶりノーマークチャンスを作るが、相手ゴールキーパーの好セーブで追加点を奪えない。逆にオフェンスでのミスから相手に2連続速攻を決められる。ミスからの連続失点で相手に流れが傾きそうな展開だったが、すぐに小澤がミドルシュートをねじ込み、前半5分で2-2の同点と、相手の強力な攻撃陣を前にまずまずの立ち上がりを見せる。その後は、両チームが得点を奪い合う激しい展開となるが、細かいミスから試合の流れは少しずつ相手に傾き、20分で8-12と4点ビハインドとなった。流れを変えたいフェニックスは、ここで新加入のデネルを投入。すると、直後にその左腕から放たれたミドルシュートが相手ゴールに突き刺さり、会場のボルテージは一気に上昇。その後も、デネルを中心としたオフェンスががっちり噛み合い、フェニックスが反撃を開始。さらに畳みかけるようにアニッチを投入すると、流れは完全にフェニックスに。じりじりと追い上げ、13-15の2点差で迎えた28分過ぎ、アニッチのポストシュートで1点差に詰め寄ると、終了間際にデネルがカットインシュートをねじ込み、15-15の同点に追いついて前半を折り返した。

勝負の後半は相手のスローオフでスタート。立ち上がりに高打点のミドルシュートを打ち込まれ連続失点したが、後半から入った杉本が連続でサイドシュートを沈め、すぐさま同点に追いつく。何としても勝利が欲しいフェニックスは、6分から10分にかけて中田のカットイン、末岡の速攻、小澤のミドル、佐藤の速攻で4連続得点に成功し、21-18とこの試合初めて3点のリードを奪う。ここまでリズムよく戦っていたフェニックスだったが、シュートチャンスを相手ゴールキーパーにセーブされる場面が増え、試合の流れが徐々に変わり始める。16分過ぎ、22-20の2点リードの場面から、こちらもこの試合がデビュー戦となった相手の新外国人選手に技ありのサイドシュートを2連続で決められ同点とされる。何とかリードを保ちたいフェニックスだが、シュートを決めきれず得点できない。21分、相手にポストシュートを決められ逆転を許すと、ここで地引監督はたまらずタイムアウトを申請。落ち着きを取り戻したフェニックスはアニッチの得点で23-23の同点とすると、ここからはお互いの意地がぶつかり合う激しい展開となる。試合時間残り5分、デネルの個人技を中心になんとか踏ん張っていたフェニックスだったが、相手の力強いポスト、さらに速攻で得点され、3連続失点で25-29と4点のリードを奪われた。デネルの個人技で1点を返したが、終了間際にも得点を許し、26-30で敗戦となった。

後半に機動力を活かした堅守速攻で3点をリードしたが、その後の決定力不足で痛い逆転での敗戦となった。次戦のトヨタ自動車東日本戦では、攻守ともにアグレッシブなハンドボールで勝利し、プレーオフ進出に望みを繋ぎたい。

デビュー戦となったデネル(左)、アニッチ(右)

PICK UP選手

石橋選手

高確率でサイドシュートを沈める石橋

選手全員が気持ちを一つにして戦えた試合だったので、敗戦はとても悔しいです。しかし、反省すべきポイントがはっきりして勝利への兆しも見えたので、次戦までに改善し、必ず勝利したいです。

康本選手

攻守ともに安定したプレーを見せた

後半戦の良いスタートを切りたかった中での敗戦はとても悔しいです。年内の試合はリーグ2戦と日本選手権のみとなるので、みなさんに良い報告ができるよう、全力でプレーします。