第46回日本ハンドボールリーグVS トヨタ紡織九州
2022
02.26土
15:15~
AWAY
中村スポーツセンター
大同特殊鋼
37
16 前半 13
21 後半 20
トヨタ紡織九州
33
~今季最後のホーム戦で敗れ、プレーオフ進出逃す~
日本リーグ第18戦の相手は、トヨタ紡織九州。日本リーグの前の試合では、シュートミスから相手の得意とする速攻に持ち込まれ、21-37と16点差の大敗を喫している。今回の試合が今シーズン最後のホーム戦となるが、まずはシュート決定率を上げ、さらに相手の得意とする速い試合展開に持ち込ませないようディフェンスを徹底し、プレーオフ進出に望みを繋げる意味でも勝利したい。
相手のスローオフで試合が始まる。試合開始早々、相手のシュートをゴールキーパー堀田が好セーブ。続くフェニックスのオフェンスの場面、相手は立ち上がりからデネルにマンツーマンディフェンスを仕掛けてくる。リズムを崩しかけたフェニックスだが、藤江のリードからディフェンスの隙を突き、フリーになったアニッチのポストシュートで先制点を奪う。その後も藤江、佐藤の機動力を活かしノーマークチャンスを作り出すものの、課題であるシュート決定率が上がらず得点が伸びない。逆に相手の得意とする速い展開から3連続失点し、前半6分で1-3と苦しい立ち上がり。追いつきたいフェニックスは、キャプテン石橋のサイドシュート、藤江のカットインシュートで2連続得点を挙げ、8分に3-3の同点とする。両チーム1点ずつを追加して迎えた10分過ぎ、ここまでデネルへのマンツーマンディフェンスを上手くかわしていたフェニックスだったが、運動量が増した相手ディフェンスに対してオフェンスでリズムを崩し、13分までに4連続失点で4-8と4点のリードを奪われる。ここで地引監督がたまらずタイムアウトを申請してオフェンスを修正するとともに、選手を落ち着かせる。このタイムアウトが上手くはまり、ゴールキーパー堀田の好セーブ、平子のサイドシュート、藤江のカットインシュート、平子の速攻、中田のミドルシュートと16分までに4連続得点を挙げ、8-8の同点に追いついた。一気に逆転といきたいところだったが、こちらの作戦に対応力を増した相手ディフェンスを前に、追加点を奪うことができない。この間の3連続失点で8-11と3点のリードを奪われると、ここからは互角の展開が続き、13-16の3点ビハインドのまま前半を折り返した。
ハーフタイムで、相手の速攻に対する戻りのディフェンスと、デネルへのマンツーマンに対するオフェンスを確認し後半に臨む。フェニックスのスローオフで後半が始まると、佐藤のミドルシュートで得点を挙げる。しかし相手は徹底して素早いリスタートを仕掛け、フェニックスのディフェンス陣形が整う前に得点を奪う。なんとか追い付きたいフェニックスだが、やはり相手のデネルに対するマンツーマンディフェンスにリズムを掴めず、じりじりと点差を離され10分の時点で18-24と6点をリードされる苦しい展開に。今シーズン最後のホーム戦で意地を見せたいフェニックスは、アニッチの高さを活かしたポストプレーを軸に追い上げを開始する。さらに内定選手河原のゴールで勢いを増し、19分に藤江の速攻で29-29の同点に追いつく。しかし、徹底して素早いリスタート、マンツーマンディフェンスを仕掛けてくる相手を前に、ミスから4連続失点し、25分に29-33と再び4点ビハインドとなる。それでも最後まで諦めずにオールコートマンツーマンディフェンスを仕掛けたフェニックスだったが、33-37で敗れた。
失点37と今シーズンの不調を物語るスコアでの敗戦となった。2001年シーズン以来、20シーズンぶりにプレーオフ進出を逃したが、今シーズンはまだ2試合残っているため、フェニックスらしく最後までチーム一丸で戦い、来シーズンに繋がる試合をしたい。
PICK UP選手
堀田選手
今シーズン最後のホーム戦に勝利することができず、悔しいです。日本リーグ残り2戦を全力で戦い、フェニックスらしいハンドボールで、応援してくださるみなさんに良い結果が報告できるよう頑張ります。
河原選手
内定選手らしくアグレッシブにプレーすることができましたが、ホーム戦で勝利することができず、とても悔しいです。日本リーグ残り2戦を全力でプレーし、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります。