第46回日本ハンドボールリーグVS トヨタ車体
2022
03.05土
11:00~
AWAY
AGF鈴鹿体育館
大同特殊鋼
32
13 前半 15
19 後半 14
トヨタ車体
29
~リードを守り切れず敗戦~
日本リーグ第19戦の相手は、トヨタ車体。今シーズン2回目の対戦となるが、リーグ前半戦はシュートミスが目立ち1点差で敗れているだけに、シュート決定率を上げ、前回の雪辱を果たしたいところ。また、試合会場のAGF鈴鹿体育館は平子選手の出身地である三重県にあり、現役最後の地元開催を勝利で終えたい。
相手のスローオフで試合が始まる。開始早々、素早いパス回しでディフェンスを崩され失点する。同点に追いつきたいフェニックスは、相手ディフェンスを翻弄しシュートチャンスを作るが、相手ゴールキーパーの好セーブで得点できない。逆に相手の速攻で連続失点し、開始3分で0-3とリードされる苦しい立ち上がりとなる。フェニックスは、4分にデネルのシュートでようやく初得点を奪うと、5分に藤江がミドルシュートを決め、2-3と1点差に追い上げる。ここから互角の展開が続いたが、4-5と1点ビハインドで迎えた12分過ぎ、相手のエースを軸としたオフェンスを守り切れず3連続失点し、15分に4-8とリードを4点に広げられる。これ以上離されたくないフェニックスは、機動力を活かしたディフェンスで失点を抑えると、15分に佐藤のカットイン、16分にデネルのミドルシュート、18分に杉本の7mスロー、19分に佐藤のカットインと4連続得点に成功し、8-8の同点に追いつく。さらに両チーム1点ずつを追加して9-9で迎えた22分過ぎ、平子のサイドシュート、石橋のサイドシュート、康本の速攻で3連続得点を挙げ、24分に12-9と3点のリードを奪う。その後、両チーム得点を奪い合うが、終了間際に中田がカットインシュートをねじ込み、15-13の2点リードで前半を折り返した。
フェニックスのスローオフで後半が始まる。開始早々からオフェンスミスで連続失点し、15-15の同点に追いつかれる。ここからは両チーム一歩も譲らない展開で試合が進む。試合が動いたのは7分過ぎ、フェニックスがディフェンスで退場者を出し、数的不利な状況で2連続失点し、18-20と2点のリードを奪われる。ここからセンター藤江が落ち着いてオフェンスを組み立て、杉本のサイドシュート、イゴールのポストシュート、デネルのミドルシュート、藤江のミドルシュートと4連続得点を挙げ、12分に22-20と逆転に成功すると相手はたまらずタイムアウトを申請。試合再開後、落ち着きを取り戻した相手に2連続失点し、14分に22-22と再び同点に追いつかれる。その後、両チームの意地がぶつかり合い、互角のまま試合が進む。迎えた23分、26-27の1点ビハインドの場面で失点、さらに24分に失点と2連続失点し、26-29と3点のリードを奪われた。ここで地引監督がタイムアウトを申請し、試合の流れを取り戻そうとするが、相手の勢いは止まらず、さらに2連続で得点され、25分に26-31とリードを5点に広げられる。ここから原田の速攻、デネルのカットインと2連続得点に成功し、試合終盤にはオールコートマンツーマンディフェンスで勝負をかけたフェニックスだったが、29-32の3点差で敗れた。
前半のリードを守り切れず、逆転負けという悔しい試合となった。次回の豊田合成戦が今シーズン最後の試合となるため、最後までフェニックスらしいハンドボールでチーム一丸となって戦いたい。
PICK UP選手
中田選手
勝負どころでシュートを決めきることができず、悔しさが残る試合となりました。次戦が今シーズン最終戦となるので、チーム一丸となって勝利できるよう頑張ります。
杉本選手
試合終盤まで互角の勝負をしていただけに、悔しい敗戦です。今シーズンは次戦が最終戦となるので、集大成として、勝利で締めくくれるよう全力でプレーします。