会場
AWAY
駒沢体育館
プレーオフ準決勝の相手は、レギュラーシーズン1位通過の大崎電気。リーグ戦の対戦成績は、1勝1敗だが、プレーオフではここ4年間負けていない相手なだけに、今年度も序盤から勢いを出し、確実に勝利して決勝に進みたいところ。
試合開始早々、藤江がカットインシュート、サイドシュートで2連続得点を決め、2-0とする。その後、相手に2連続得点を許し、前半10分まで2-2とロースコアの展開。お互い得点を奪えない状況の中、得意のディフェンスからエース野村が速攻とカットインシュートで2連続得点を奪い、緊迫した状況を打破する。野村が持ってきた勢いで点差を一気に離したいフェニックスであったが、要所でのミスやノーマークシュートを相手のゴールキーパーにセーブされ、抜け出せないまま常に1点を争う展開が続く。苦しい状況の中、野村のロングシュート、藤江、山城の速攻で得点を重ねるも、20分に7-7の同点と依然互角の展開。再び流れを引き戻したいフェニックスは、相手に退場者が出ている間に、藤江が3連続得点を奪い、前半残り3分で10-8と2点をリードする。このまま少しでも点差を開げたいところだったが、相手の素早い攻めを守ることができず、2点を返され同点に追いつかれる。しかし、残り1分に野村がロングシュートを決め、11-10と1点リードし前半を折り返す。
後半に入り、相手に先制され11-11の同点に追いつかれるも、すぐさま藤江がロングシュートを決める。その後は、前半同様1点を争う展開が続き、フェニックスは藤江の7mスロー、山城のサイドシュートなどで確実に得点を決める。ディフェンスでは、朴、武田、千々波らを中心としたディフェンスが機能し、また、ゴールキーパー久保(侑)の度重なるファインセーブもあって相手のチャンスをことごとく阻止し、相手に勢いを与えない。この間に得点を決め、引き離すチャンスをうかがうフェニックスであったが、後半12分過ぎから退場が続き、勢いに乗ることができない。また、得点チャンスを幾度となく作るも勝負所でのシュートミスが続き、試合の主導権をつかむことができず、苦しい状況が続く。そんな中でも朴の気持ちのこもったポストシュート、藤江の素早い速攻などで得点し、20分まで16-16の同点と状況は変わらず、ラスト10分を迎える。最後まで悔いなく戦いたいフェニックスは、21分に相手に逆転を許すも、武田、藤江のロングシュートで2連続得点し、後半残り5分で18-17と逆転に成功する。このまま最後まで集中力を切らさず、逃げ切りたいところであったが、相手の攻めを守り切れず、残り3分に、18-19と再び逆転を許す。悲願の5連覇に向けて負けられないフェニックスは、最後の攻撃で武田が力強く攻め、後半残り8秒に相手の退場を奪う。数的有利な状況で確実に得点し、延長戦に望みをつなげたいところであったが、決め切ることができず、18-19とあと一歩及ばず敗れた。
たくさんの方に会場に足を運んでいただいたにも関わらず、プレーオフ5連覇を達成することができませんでした、残念ですが、2015年度で出た課題を来年度に向けてチーム一丸となって克服し、優勝を目指してまいりますので、引き続き、応援よろしくお願いいたします。
ポイント
- 前半、得意のディフェンスから速攻で勢いに乗ることができた。
- 勝負所でシュートミスが目立った。