会場
AWAY
トヨタ車体吉原体育館
国民体育大会愛知県予選準決勝の相手は豊田合成。昨年度の日本リーグではプレーオフにも出場しており、堅いディフェンスからの素早い速攻が特徴のチームである。しっかりと相手の持ち味を抑え、自分たちのペースで試合を進めたい。
試合開始早々、相手に2連続得点されたフェニックス。得点を取り返して流れを掴みたいところだったが、積極的に前に出る相手ディフェンスを崩せずなかなか得点できない。開始3分頃、藤江のシュートでようやく得点するが、相手も攻撃の手を緩めず劣勢な展開で試合が進む。
前半10分、2-5と3点ビハインドの中、池辺のステップシュートと藤江の連続得点で5-5の同点に持ち込んだ。ここからは伊藤、久保(龍)等の得点で試合が進む。しかし、フェニックスがシュートを外す場面が続き、相手の3連続得点等を受けて8-13とリードを広げられる。その後、久保(龍)のサイドシュート、瀧澤の速攻、池辺のロングシュートで追い上げたが、11-14の3点ビハインドで前半を折り返した。
後半に入り逆転を狙うフェニックスは、原田のカットインで得点を挙げると、ここからゴールキーパー田中が好セーブを連発。伊藤、石橋の速攻、藤江のカットインによる3連続得点等もあり、10分で15-16と一気に1点差まで追い上げた。
このまま勢いに乗りたいフェニックスだったが、ディフェンスでの激しいアタックで2分間退場者を立て続けに出してしまう。数的不利な状況でもなんとか踏ん張りたかったが、15分で18-22と再びリードを広げられる。
しかし、勝利をあきらめないフェニックスは、この日好調のゴールキーパー田中の連続セーブから原田、池辺のカットイン、平子のサイドシュートで徐々に追い上げを開始。さらにゴールキーパー田中の好セーブは続き、これを原田のカットイン、久保(龍)のサイドシュートに繋げ、25分に24-24の同点に追いついた。
その後、フェニックスが1回、相手が2回のオフェンスをものにし、残り1分を切って25-26の1点ビハインド、さらにマイボールで迎えた勝負の場面。このオフェンスで得点し、相手にプレッシャーをかけたかったが、ミスから逆に相手の得点を許し、25-27の2点ビハインドに。終了間際に池辺のシュートが決まるが、最終的に26-27で敗北を喫した。