会場
AWAY
和光市総合体育館
第43回日本ハンドボールリーグ開幕戦の相手はトヨタ自動車東日本。約3か月ぶりの公式戦であり、さらに開幕戦ということで、浮足立つことなくフェニックスらしいハンドボールを展開できるかが勝利への鍵となる。
試合開始早々、相手の強烈なシュートで先制を許すが、東江、久保(龍)で取り返しすぐに逆転する。その後は堅いディフェンスで相手の得点を抑え、この間に池辺、尹、東江、尹、杉本で5連続得点を挙げ、前半10分で7-2とスタートダッシュに成功する。その後は相手も反撃してくるが、朴、加藤のポストシュートや東江のロングシュート、杉本のサイドシュートで得点し、追い上げを許さない。
前半15分、13-8と5点リードの場面で大幅に選手を入れ替えて突き放しにかかるフェニックス。ゴールキーパー久保(侑)のファインセーブから素早い速攻に繋げて3連続得点を挙げ、16-8とリードを8点に広げた。その後は落ち着いて試合を進め、17-12の5点リードで前半を折り返した。
後半に入っても千々波を中心とした堅いディフェンスは崩れず、豊富な運動量で相手のミスを誘い、速攻で得点を重ねるフェニックス。セットオフェンスでも東江の技ありカットインや、尹の7mスロー、ロングシュートが決まり、後半10分には23-14とリードを9点に広げて完全に試合の主導権を握る。
ここで、前半同様に選手を入れ替えて一気に勝負を決めにかかったフェニックスであったが、相手の積極的に前へ出るプレスディフェンスを攻めきれず、得点が止まる。何とか流れを戻そうと果敢に攻め込むが、簡単なミスが続き6連続失点で25-22とリードを3点まで縮められる。流れは完全に相手に傾きかけたが、25分過ぎに池辺がカットインシュートを決めて何とか踏ん張ったフェニックス。その後は平子のサイドシュート、朴のポストシュート、更に平子の速攻で得点を挙げ、29-24の5点差で開幕戦に勝利した。