会場
AWAY
山鹿市総合体育館
今大会、フェニックスは準々決勝からの出場で、初戦の相手はトヨタ自動車東日本。主力選手をケガで欠く苦しい状況の中、実業団チームとしての意地を見せて勝ち上がってきたチームである。若い選手が主体となっているため、勢いに乗せず、自分たちのペースで試合を運びたい。
試合の立ち上がりは、相手に先制点を奪われるも、東江のカットイン、朴のポストシュートが決まり、相手を勢いづかせない。その後は、両チームともにシュートを防がれる展開が続くが、朴のポストシュートを皮切りに、東江の速攻、朴が連続でポストシュートを決めるなど、徐々にフェニックスが得点を重ねていく。守っては、ゴールキーパー久保が安定したセーブを見せ、簡単には得点を許さない。前半10分、7-4とリードを広げていくと、その勢いは止まらず、朴、加藤のポストシュートや池辺・東江のロングシュート、尹の7mスローで得点を量産し、千々波を中心としたディフェンスでは相手のミスを誘い、前半20分で12-6と試合の主導権を握る。相手も必死で攻撃を仕掛けるも、吉田の速攻や尹、東江、池辺がロングシュートを決めるなど、安定した攻撃を見せ、16-9の7点リードで前半を折り返す。
後半に入り、一気に突き放したいフェニックスは、相手の攻撃を防ぎ、尹の速攻で得点を奪う。相手も前半とは違い、フェニックスのディフェンスを全員で崩しにかかり、得点を奪いにくるが、フェニックスは焦ることなく攻撃を展開し、池辺のカットインや東江の4連続得点が決まり、後半15分で24-16とリードを保つ。その後も、東江の勢いは止まらず、次々と得点を重ねていく。後半20分からフェニックスはフレッシュなメンバーに入れ替え、原田のロングシュートや石橋、藤江の速攻が決まり、機動力で相手を翻弄。相手も最後まで諦めずに攻撃を仕掛けてくるも、堅いディフェンスで守り切り、30-22と8点差で勝利を収め、準決勝に駒を進めた。