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V・LEAGUE Division2 2019/20シーズンを終えて

みなさま、いつも温かいご声援ありがとうございます。
今シーズンは新型コロナウイルスの影響による打ち切りもあり、最終結果は5位となりました。上位を狙うチャンスも残っていただけに悔しさの残るシーズンではありましたが、罹患されたみなさまに心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復と終息をお祈りいたします。
今シーズンも応援してくださったファンの方々、会社関係者をはじめ、大同特殊鋼レッドスターに関わっていただいた全てのみなさまに感謝いたします。本当にありがとうございました。

東岡監督と平野主将に今シーズンを振り返ってもらいました。

東岡昇監督

いつも大同特殊鋼レッドスターを応援していただきありがとうございます。
まず、応援してくださった方々、チームの活動にご協力いただいた関係者の方々、ご理解いただいた職場の方々にお礼申しあげます。ありがとうございました。

2019/20シーズンはチーム変革の時期と考え、選手主体のチーム作りをしてきました。練習の計画、内容、方法など選手自身が考え行動できるようにしていくため、私からは2つのテーマのみを掲げ、あとは選手に任せる方針を取りました。
1つ目は『サーブの失点を極限まで減らすこと』
バレーボールで唯一の個人能力が発揮できるプレーがサーブです。普通に考えれば相手を崩すにはサーブで攻めないといけませんが、逆にサーブでのミスは相手に簡単に点数を与えてしまいます。ミスを減らして相手にプレッシャーを与え、逆にミスを誘うことに徹しました。結果、サーブの効果率も上がりミス率はリーグ最少を争うまでとなりました。
2つ目は『会話すること』
スポーツの世界では「声を出せ」この言葉がよく聞かれますが、自分の考えをチームに伝え、表現し理解しあうことが大前提にあります。これも以前に比べればチーム内の会話が増えたように思います。
チームとしては若手選手を積極的に起用し、誰が出てもチーム力が変わらないレベルまで持っていけたと感じています。その成果として、上位チームからもセットを多くとり、フルセットまで持っていける試合が増えてきました。今後はそこから勝ちきる力を付けていくことが課題です。
毎試合メンバーを入れ替え、作戦も含めてチーム全体で勝利を収める姿勢が表れた今季でしたが、最終結果は5位ということで、悔しさの残るシーズンとなりました。
偶然ですが、東日本大震災で打ち切りとなった2010/11シーズンと同会場を最後に終了となり、いろいろと考えを巡らせておりましたが、震災から9年経ってから見た被災地は素晴らしく復興を遂げており、今なお進化しているように感じました。

2020/21シーズンに向けて新たな一歩を踏み出し、応援したいと感じるチームを目指していきたいと思います。ファンの方々、会社関係者のみなさま、選手スタッフ一同これからも精進していきますので、今後とも大同特殊鋼レッドスターをよろしくお願いいたします。


平野晃多主将

日頃より応援いただいているファンのみなさま、活動にご協力くださった会社関係者のみなさま、今シーズンも多大なお力添えありがとうございました。

主将として迎えた今シーズンは、慌ただしく過ぎていった感じがします。年齢が一回りほど離れた選手たちがいる中で、どのように引っ張っていこうかと日々考えていました。(私の性格上、なるようになると楽観的に動いてはいましたが。)結果として上手く引っ張っていけたのかは分かりませんが、そこは周りに評価してもらうことで、私自身は信じた道を進んでいけたと感じています。

さて、今シーズンはリーグ終盤に打切りが決定し、2試合を残してシーズンを終えたことが残念でなりません。チームとしても終盤に向けて上り調子になっていただけに、選手たちも気持ちの落としどころに迷っている状態でした。しかし、反省する時間や来シーズンに向けて準備する期間が長くできたとポジティブに捉え、今後のチーム作りに励んでいきたいと思います。
このような形でシーズンが終わってしまったので、みなさまには新型コロナウイルスの影響が落ち着いたら報告会などの形で何かできればいいなと考えています。

最後になりますが、私が主将となった際のコメントとして「人づくり」という点を挙げていました。これに関しては今後も継続して行っていかなければいけないと感じています。大同特殊鋼レッドスターには魅力ある選手がたくさんいますので、観ている方たちに少しでも伝えられるようチームとしても動いていきたいです。今シーズンもたくさんのご声援、誠にありがとうございました。今後とも大同特殊鋼レッドスターをよろしくお願いいたします。



2019/20シーズンもご声援、誠にありがとうございました!!