JR北海道(日本リーグ1部)を破りベスト8進出、5位入賞!
6月29日から7月3日にかけて福井県で第66回全日本実業団バドミントン選手権大会が開催されました。大同特殊鋼は予選リーグ2連勝で決勝トーナメント進出を決めると、決勝トーナメント1回戦で日本リーグ1部所属のJR北海道を3-0で倒して勢いに乗る。続く2回戦は足立区役所に3-0、愛知県勢対決となった3回戦はJTEKT相手に3-2で逆転勝利。準々決勝では前回大会優勝のトナミ運輸と対決、0-3のストレート負けで今大会を終えた。4年ぶり2回目のベスト8進出で5位入賞を果たすとともに、日本のトップチームともある程度渡り合える実力がチームに付いてきたことを実感できる収穫のある大会となった。
ベスト8 5位入賞(4年ぶり2回目)
予選リーグ1回戦 大同特殊鋼5-0BWAY(京都)
21-16
21-12
21-8
21-11
21-9
予選リーグ初戦の相手はBWAY(京都)。第1試合はミスは多かったものの無難に勝利。第2試合以降、相手に付け入る隙を与えず完勝。
予選リーグ2回戦 大同特殊鋼5-0日立ソリューションズ(東京)
21-12
21-1
21-10
21-5
21-1
予選リーグ2戦目の相手は日立ソリューションズ(東京)。激戦の東京予選からの出場チームに警戒したものの、試合が始まってみれば格の違いを見せつけ予選リーグ勝ち抜けを決める。
トーナメント1回戦 大同特殊鋼3-0JR北海道(北海道)
21-17
21-15
21-17
14-21
21-17
決勝トーナメント初戦の相手は日本リーグ1部で活躍するJR北海道。この試合に勝って勢いを付けたいところ。JR北海道からダブルスを一つ取り、シングルスで勝負するつもりで相手エースダブルスに2番手を充てるオーダーで臨む。
第1ダブルス1セット目はポイントの取り合いで接戦となり、先にセットポイントを取られるもセッティングに持ち込み、その勢いでセットを奪う。2セット目も勢いは止まらず、終始ポイントリードし、エースダブルスに完勝。第2ダブルス1セット目は大同のミスが目立ち、セットを取られるも、2セット目以降は立ち直り、第1ダブルの勝利を無駄にすることなく2セットを取り3-1で勝利し、シングルス陣の奮起を促す。
第1シングル1セット目は終始ポイントリードし、1セット目を奪う。2セット目に入ると、後がなくなった相手はプレーのスピードを上げ、付いて行けずこのセットを取られる。3セット目 近藤はしつこいラリーで勝負に臨み、少しずつ相手にの体力を消耗させる戦略でミスを誘い、このセット終始リードを奪い、3-0でJR北海道に初勝利。終わってみれば周りの大方の予想を覆し、JR北海道を相手に大同特殊鋼が3-0で完勝を収めた。
トーナメント2回戦 大同特殊鋼3-0足立区役所(東京都)
21-8
21-10
21-9
トーナメント3回戦 大同特殊鋼3-2JTEKT(愛知)
16-21
10-21
17-21
21-7
21-10
21-15
決勝トーナメント3回戦はベスト8の座を懸け、同じ愛知県に拠点を置くジェイテクトと対戦。ダブルス2試合とも接戦となるがJR北海道戦の疲れからかミスが目立ち、自滅の形で2連敗。後がなくなり、シングルス陣に負担を掛ける展開となる。
しかし、シングルス陣一番手の山形が絶好調。相手に付け入る隙を与えることなく圧勝し、次につなげる。2番手近藤の相手はジェイテクトのエース和田選手であったが、近藤は体力勝負と見るや粘りのラリー戦を展開し、相手の体力消耗に成功、ミスを誘い勝利を収め、イーブンとする。最終試合はシングルスのエース長谷川が、粘る相手を終始リードし勝利をつかみ、愛知県勢対決を制した大同特殊鋼が4年ぶりのベスト8進出を果たす。
トーナメント準々決勝 大同特殊鋼0-3トナミ運輸(富山)
14-21
26-28
21-23
準々決勝の相手は日本代表メンバーを揃えるトナミ運輸(富山)。過去2回の対戦では全く相手にならず完敗に終わったが、今回はダブルス、シングルスともにセッティングに持ち込む健闘を見せる。特にシングルス近藤の相手はリオ五輪代表の佐々木選手。1セット目は名前負けしたのか緊張のあまり本来の試合ができずあっさり取られるも、2セット目に入ると本来の粘りのラリー戦に持ち込み相手のミスを誘う展開に。先にセットポイントを奪うものの、そこはさすが五輪代表選手。ラリーのスピードを上げ、近藤の返球を徹底的に拾いまくり、逆に近藤のミスを誘う配球で追いつく。そのままポイントを奪われシングルスでも星を落とし、この試合を0-3で落とした。
しかし、今回の敗戦は日本のトップチームともある程度戦える実力がチームに付いてきたことを感じることができた試合であった。