第75回全日本総合バドミントン選手権大会

日程
12月24日(金)〜12月30日(木)
会場
武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)

創部以来初 男子ダブルスでベスト8進出!混合ダブルスはベスト16で大会を終える

日本ランキング上位の選手だけが出場を許される、日本最高峰の大会、全日本総合バドミントン選手権大会が東京オリンピックの会場でもある武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で開催され、大同特殊鋼バドミントン部から男子ダブルスの本田・大関ペア、混合ダブルスの酒井・井上(東海興業)ペアが出場しました。 男子ダブルスの本田・大関ペアは本選からの出場で、1回戦と2回戦を接戦の末に勝ち抜き、3回戦では今大会の準優勝ペアに敗れたものの、創部以来初となるベスト8進出を果たしました。混合ダブルスに出場した酒井は予選を突破し、本選の2回戦で今大会優勝ペアの前に力尽きましたが、ベスト16入りを果たしました。

男子ダブルスベスト8 本田 尚人大関 修平

本選1回戦
本田 尚人大関 修平
2
14-21
24-22
21-17
1
山澤直樹本田大樹
本選2回戦
本田 尚人大関 修平
2
21-18
21-17
0
森口航士郎野口翔平
本選3回戦
本田 尚人大関 修平
0
8-21
18-21
2
井上拓斗三橋健也

本選1回戦

初戦の相手はコンサドーレの山澤・本田ペア。11月に行われたS/JリーグⅡで優勝し、全勝で最高殊勲選手、新人賞を獲ったペアである。 1セット目は初戦という堅さもあり、ミスを連発してあっさり奪われた。2セット目は序盤からリードして優位に試合を進めたが、終盤に6点リードから逆転され、先にゲームポイントを奪われた。しかし、ここから粘りを見せ再度逆転すると、最後はロングサーブが決まりセットを奪う。勝負のファイナルセットは序盤からラリーの応酬となるが、本田、大関両選手のレシーブが冴えわたり、相手のミスを誘って粘り勝ち、2回戦に駒を進めた。

本選2回戦

2回戦は初戦でS/Jリーグのトップダブルスに勝利して勢いに乗るインターハイ覇者の森口・野口ペア。 初戦の結果があるだけに、会場の注目は高校生ペアに注がれたが、本田、大関の両選手は得意の低いラリーで相手のミスを誘い、セットカウント2-0で勝利を収めた。この結果、創部以来初のベスト8進出を決めるとともに、次年の出場権も手にした。

本選3回戦

3回戦はS/Jリーグで名実共に日本トップレベルの井上・三橋ペアとの戦い。 1セット目は日本トップレベルの多彩な攻めに防戦一方となり奪われる。手も足も出ず完敗かと思われたが、2セット目は序盤からリスク覚悟で積極的な攻めを展開する。大関のレシーブで相手を崩し、本田が決める得意のプレーで終盤まで何とかくらいついたが、日本トップレベルの壁は厚く、セットカウント0-2で敗れた。

混合ダブルスベスト16 酒井 健登(井上 洸)

予選
酒井 健登(井上 洸)
2
21-13
21-17
0
川西卓也山元千聖
本選1回戦
酒井 健登(井上 洸)
2
21-15
21-14
0
安壽多慶太植村理央
本選2回戦
酒井 健登(井上 洸)
0
5-21
13-21
2
緑川大輝齋藤夏

予選

本選出場をかけて戦う相手は、川西・山元ペア。予選は一発勝負のため、しっかり実力を発揮できるかが勝負のカギになる。 序盤から落ち着いて試合を進める酒井、井上に対し、相手は初戦の堅さからミスを連発。そのまま優位に試合を進め1セット目を奪う。2セット目も試合の流れは変わらず、落ち着いて試合を進め、セットカウント2-0で勝利して本選出場をものにした。

本選1回戦

本選1回戦は、インカレでベスト4入りし、同じく予選を勝ち抜いてきた安壽多・上村ペアとの戦い。 1セット目、2セット目ともにラリーが続く展開となったが、酒井が冷静にレシーブで後衛の安壽多選手を動かすと、この作戦が見事に決まり、セットカウント2-0で勝利してベスト16入りを決めた。

本選2回戦

2回戦は日本ランキング4位の緑川・齋藤ペアとの戦い。 1セット目は序盤から早いタッチで押し込まれ焦ってミスを連発し、成す術なくあっさり落とす。圧倒的な展開にそのまま敗戦かと思われたが、2セット目は酒井が意地を見せ、しっかりラリーを作って攻撃するパターンで得点を重ねる。何とか粘って勝負に持ち込みたかったが、こちらの攻撃パターンにしっかり対応してきた相手から得点を奪うことができず、セットカウント0-2で敗れた。